もうすぐ都市対抗
8月27日、今週の金曜日にいよいよ待ちに待った第81回都市対抗野球大会が始まります!
1年でもっとも楽しみにしている行事なのですが、社会人野球を取り巻く環境は厳しいものがあります。
昭和38年には237あった企業チームも現在は83チーム(専門学校を含む)。昨年、強豪の日産自動車と日産自動車九州が活動を休止し、近年力を付けつつあったTDK千曲川はTDKと統合されることにより消滅してしまいました。原因は経済の低迷と企業を取り巻く環境の変化、野球(とりわけ社会人野球)に対する一般的関心の低下等が考えられます。
そこで今大会、チーム数減少に対して新たな社会人野球の在り方を模索する中で誕生したようなチームが2つ出場権を勝ち取りました。
1つ目は君津市代表・かずさマジック(7年ぶり8回目)
このチームは新日鐵君津がもともとのチームでしたが、2003年に広域複合企業チームという新しい形態に生まれ変わりました。所属選手は新日鐵をはじめ、新日鐵の関連会社およびかずさ4市の企業に在籍しながらかずさマジックというチームを構成しています。しかし、衣替えしてから初年度こそは本戦に出場しましたが、翌年から代表決定戦に進むこともできずに6年間敗退が続きました。そして今年も準決勝で敗退し、敗者復活の準決勝で敗退。例年ならこれで7年連続敗退が決まったところですが、前年に同地区のHondaが優勝したため枠が1つ多くなっていました。そして第3代表決定戦においてJFE東日本を破り7年ぶりの出場権を獲得しました。このように戦力的にはまだまだなところもありますが、この2年間に19名の選手が入れ替わるという大変革を行った上での出場となりました。
2つ目は大和高田市代表・大和高田クラブ(初出場)
このチームは大和ガスの軟式野球部を母体に1997年に発足しました。その後これまで全日本クラブ選手権に2度優勝するなどクラブチームの雄として活躍しておりました。そして日本選手権には2007年に初出場。昨年は1回戦で2006年の都市対抗の覇者・TDKを破り、2回戦でも三菱重工神戸を破り準々決勝に進出。準々決勝ではその大会で優勝した強豪・JR九州に対し大接戦の末、9回サヨナラ負けという試合を繰り広げました。このように強豪チーム相手に引けを取らないものもありましたが、社会人野球最大の大会である都市対抗野球大会への出場はいつもあと一歩というところで逃してきました。そして今年も崖っぷちに立たされながら、最後の試合で強豪・パナソニックを倒して出場権を獲得しました。
大和高田クラブに関しては、今朝の毎日新聞の記事の中で、大和ガス・中井社長が次のように述べておりました。
「うちは従業員160人余りの会社。大企業と肩を並べるべくもない。クラブチームの支援が、分相応なのです」
かずさマジックも大和高田クラブも共通して言えるのは、企業がチームを所有するのから支援するという姿勢です。これから企業にとって厳しい時代が続くことが予想されますが、この2チームの在り方は縮小の続く社会人野球界に一石を投じてくれるものと期待したいです。
最後にこの2チームの試合情報をお知らせします。
かずさマジックは8月29日(土)の第1試合(10時30分試合開始予定)、東広島市代表・伯和ビクトリーズと対戦します。
この2チームは名前だけみるとクラブチーム見たいですが、両チームとも企業チームです。伯和ビクトリーズは投手を中心とした守りのチームで、2006年の日本選手権では準々決勝に進出したこともあります。しかし都市対抗では4度出場(リースキン時代を含む)しましたが初戦突破はおろか、まだ得点を挙げたこともありません。今大会はまず1勝を狙ってくることでしょう。また、かずさマジックの熱い、本当に熱い応援も見ものです。
大和高田クラブは9月1日(水)の第2試合(14時試合開始予定)、新潟市代表・バイタルネットと対戦します。
今大会、初出場チームは5チームですが、なんと初出場同士の対戦となります。この対戦も勝敗の予想がたいへん立てにくい試合になりそうです。ただ、最大の見ものは大和高田クラブの“やーやどー”の応援です。時間があったらぜひ一見の価値があります。最初はキョトンでだんだん盛り上がり、最後は病みつきになっているかも知れません。私も大阪ドームでは見たことがありますが、東京ドームで見るのが楽しみです。というわけで、9月1日はお休みをくださいm(_ _)m
1年でもっとも楽しみにしている行事なのですが、社会人野球を取り巻く環境は厳しいものがあります。
昭和38年には237あった企業チームも現在は83チーム(専門学校を含む)。昨年、強豪の日産自動車と日産自動車九州が活動を休止し、近年力を付けつつあったTDK千曲川はTDKと統合されることにより消滅してしまいました。原因は経済の低迷と企業を取り巻く環境の変化、野球(とりわけ社会人野球)に対する一般的関心の低下等が考えられます。
そこで今大会、チーム数減少に対して新たな社会人野球の在り方を模索する中で誕生したようなチームが2つ出場権を勝ち取りました。
1つ目は君津市代表・かずさマジック(7年ぶり8回目)
このチームは新日鐵君津がもともとのチームでしたが、2003年に広域複合企業チームという新しい形態に生まれ変わりました。所属選手は新日鐵をはじめ、新日鐵の関連会社およびかずさ4市の企業に在籍しながらかずさマジックというチームを構成しています。しかし、衣替えしてから初年度こそは本戦に出場しましたが、翌年から代表決定戦に進むこともできずに6年間敗退が続きました。そして今年も準決勝で敗退し、敗者復活の準決勝で敗退。例年ならこれで7年連続敗退が決まったところですが、前年に同地区のHondaが優勝したため枠が1つ多くなっていました。そして第3代表決定戦においてJFE東日本を破り7年ぶりの出場権を獲得しました。このように戦力的にはまだまだなところもありますが、この2年間に19名の選手が入れ替わるという大変革を行った上での出場となりました。
2つ目は大和高田市代表・大和高田クラブ(初出場)
このチームは大和ガスの軟式野球部を母体に1997年に発足しました。その後これまで全日本クラブ選手権に2度優勝するなどクラブチームの雄として活躍しておりました。そして日本選手権には2007年に初出場。昨年は1回戦で2006年の都市対抗の覇者・TDKを破り、2回戦でも三菱重工神戸を破り準々決勝に進出。準々決勝ではその大会で優勝した強豪・JR九州に対し大接戦の末、9回サヨナラ負けという試合を繰り広げました。このように強豪チーム相手に引けを取らないものもありましたが、社会人野球最大の大会である都市対抗野球大会への出場はいつもあと一歩というところで逃してきました。そして今年も崖っぷちに立たされながら、最後の試合で強豪・パナソニックを倒して出場権を獲得しました。
大和高田クラブに関しては、今朝の毎日新聞の記事の中で、大和ガス・中井社長が次のように述べておりました。
「うちは従業員160人余りの会社。大企業と肩を並べるべくもない。クラブチームの支援が、分相応なのです」
かずさマジックも大和高田クラブも共通して言えるのは、企業がチームを所有するのから支援するという姿勢です。これから企業にとって厳しい時代が続くことが予想されますが、この2チームの在り方は縮小の続く社会人野球界に一石を投じてくれるものと期待したいです。
最後にこの2チームの試合情報をお知らせします。
かずさマジックは8月29日(土)の第1試合(10時30分試合開始予定)、東広島市代表・伯和ビクトリーズと対戦します。
この2チームは名前だけみるとクラブチーム見たいですが、両チームとも企業チームです。伯和ビクトリーズは投手を中心とした守りのチームで、2006年の日本選手権では準々決勝に進出したこともあります。しかし都市対抗では4度出場(リースキン時代を含む)しましたが初戦突破はおろか、まだ得点を挙げたこともありません。今大会はまず1勝を狙ってくることでしょう。また、かずさマジックの熱い、本当に熱い応援も見ものです。
大和高田クラブは9月1日(水)の第2試合(14時試合開始予定)、新潟市代表・バイタルネットと対戦します。
今大会、初出場チームは5チームですが、なんと初出場同士の対戦となります。この対戦も勝敗の予想がたいへん立てにくい試合になりそうです。ただ、最大の見ものは大和高田クラブの“やーやどー”の応援です。時間があったらぜひ一見の価値があります。最初はキョトンでだんだん盛り上がり、最後は病みつきになっているかも知れません。私も大阪ドームでは見たことがありますが、東京ドームで見るのが楽しみです。というわけで、9月1日はお休みをくださいm(_ _)m
スポンサーサイト
大塚明選手、引退・・・
千葉ロッテマリーンズ・大塚明選手の引退が昨日発表されました。自分より若い選手がベテランと言われ、現役を去っていく。非常に寂しい限りです。
私が大塚選手を初めて見たのは1997年のシーズンでした。当時千葉ロッテマリーンズは近藤監督の時代でいわゆる暗黒時代でした。チームは弱かったのですが、逆に言えば若手にチャンスの多いチームでもありました。この年に新人・小坂誠がショートのレギュラーとなり、福浦和也や立川隆史などもこの年に活躍しました。
その後1999年に出場試合が100試合を超え、いよいよレギュラーかと思われましたが、何を思ってかジェフ・バリー選手の獲得。レフトのレギュラーポジションを奪われる形となりました。この年の前半戦は2,3打席バリーが打席に立ってから大塚がレフトの守備につくというケースを何度か見ました。当時近鉄ファンだったので目の前で見る機会が多かったです。酔っ払っていて選手の交代に気づかず、いつの間にかレフトが大塚になってると焦ったこともありました
この年あたりでサブロー選手も1軍で活躍するようになり、レフト・大塚、センター・サブロー、ライト・立川というシフトになれば、若いし、肩も強いし、守備も上手いし、ロッテの外野も10年安泰だなぁと思ったものです。個人的にも右の好打者でパンチ力のあるタイプの選手が好みなので、この3選手には敵ながら期待したものです。
しかし、その後は度重なる怪我との戦いとなりました。それでも守備・代走要員として2005年の優勝には貢献。その後もいぶし銀の活躍を見せてくれていましたが、今年も膝の怪我に続き、ふくらはぎも痛めてしまって引退という決断になったようです。
大塚選手、17年間お疲れさまでした。
相手チームのファンであったためなかなか出来ませんでしたが最後に…
GO!GO!大塚明!!
私が大塚選手を初めて見たのは1997年のシーズンでした。当時千葉ロッテマリーンズは近藤監督の時代でいわゆる暗黒時代でした。チームは弱かったのですが、逆に言えば若手にチャンスの多いチームでもありました。この年に新人・小坂誠がショートのレギュラーとなり、福浦和也や立川隆史などもこの年に活躍しました。
その後1999年に出場試合が100試合を超え、いよいよレギュラーかと思われましたが、何を思ってかジェフ・バリー選手の獲得。レフトのレギュラーポジションを奪われる形となりました。この年の前半戦は2,3打席バリーが打席に立ってから大塚がレフトの守備につくというケースを何度か見ました。当時近鉄ファンだったので目の前で見る機会が多かったです。酔っ払っていて選手の交代に気づかず、いつの間にかレフトが大塚になってると焦ったこともありました

この年あたりでサブロー選手も1軍で活躍するようになり、レフト・大塚、センター・サブロー、ライト・立川というシフトになれば、若いし、肩も強いし、守備も上手いし、ロッテの外野も10年安泰だなぁと思ったものです。個人的にも右の好打者でパンチ力のあるタイプの選手が好みなので、この3選手には敵ながら期待したものです。
しかし、その後は度重なる怪我との戦いとなりました。それでも守備・代走要員として2005年の優勝には貢献。その後もいぶし銀の活躍を見せてくれていましたが、今年も膝の怪我に続き、ふくらはぎも痛めてしまって引退という決断になったようです。
大塚選手、17年間お疲れさまでした。
相手チームのファンであったためなかなか出来ませんでしたが最後に…
GO!GO!大塚明!!
はじめまして
いままで自らのHPやブログを開設しようなどという気は全くなかったのですが、事務所の方針ということで、お盆を過ぎたこの時期にブログを始めてみることになりました。日々の生活のアクセントになればと思っております。
ブログというものが氾濫しているこの時代に果たしてこのブログをどの位の人数の皆様がご覧になるかは分かりませんが、精一杯やって行きたいです。
趣味は野球観戦。社会人・大学野球を中心に見ております。どちらかというとこちらが中心に書き込んでいくつもりです。
それでは、今後ともよろしくお願いします
ブログというものが氾濫しているこの時代に果たしてこのブログをどの位の人数の皆様がご覧になるかは分かりませんが、精一杯やって行きたいです。
趣味は野球観戦。社会人・大学野球を中心に見ております。どちらかというとこちらが中心に書き込んでいくつもりです。
それでは、今後ともよろしくお願いします
